DUST BOX ~ 社会人1年目からのセミリタイア

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働く前から働きたくない男"だすと"がFIREを目指すブログ

だすとの自分語り Part2 趣味嗜好

だすとの自分語り Part1 資産・収支・職業 - DUST BOX

 

今回は私だすとの趣味嗜好等々について書いていこうと思います。メイン?の趣味は読書ということになると思います。近所に図書館があるので使い倒しています。この図書館、私が高校生ぐらいのころに民営化されて、営業時間は伸び、ネットで蔵書検索・予約・借りなおしができるようになり、連携している図書館から取り寄せをリクエストできるようになり...等々、サービスが良くなりました。マジでありがたいです

 

いままで読んだ本でベスト10を作るならこんなかんじです(軽い紹介&感想つき)

1作家1作品に制限してます。この制限がないと上位がイーガンで埋まってしまうほどイーガン信者です

 

1 順列都市 / グレッグ・イーガン

SF長編。「たとえ宇宙が滅んでも生存し続ける方法を思いついた」男の話です。屁理屈なんだけど一理あるかも...と思わせてくるから面白い

 

2 息吹 / テッド・チャン

SF短編集。いちばん好きなのは表題作「息吹」。宇宙の熱的死・エントロピーの増大に対して「生命」はどう向き合うか...みたいなテーマです

 

3 星を継ぐもの / ジェイムズ・P・ホーガン

SF長編。これを読んでSFにハマったかもしれない(原体験は星新一だが)。SF×ミステリといったスタイルで、月で発見された「宇宙服を着た5万年前の遺体」の謎を追う。謎が解けたとき、タイトルの意味が分かったとき震えました。ちなみにこの遺体の正体は超技術を持った超古代文明の人間とかではないです。ちゃんとSFします

 

4 利己的な遺伝子 / リチャード・ドーキンス

科学読本。進化論の解説本なんですが、「進化」というものが生物学にとどまらずもっと広い領域に適用できる思考法だということがわかります。特に自分の勉強してた経済学(特にミクロ経済学)の世界観と「最大化」や「均衡」といった点で瓜二つでびびりました。

クルーグマンも似たようなことを思ったようです→経済学と進化論

 

5 皆勤の徒 / 酉島伝法

SF長編。造語まみれで意味不明でぐちゃぐちゃな世界の真相が徐々に明らかになっていくのが楽しい。本当に読みづらいので上級者向け

 

6 1984年 / ジョージ・オーウェル

SF?長編。ディストピアといえばこれ。イギリス人が読んだふりをする本、第1位らしいです。読んだらちゃんと面白いし読みやすいので読もう

 

7 Self-Reference ENGINE / 円城塔

SF長編。人間の理解を超越した人工知能が跋扈し、時空間がめちゃくちゃになる話。ストーリーは何度読んでも理解できなかったです。「意味わからんけどなんかすげえ!」を楽しめれば良いんだと思う。「最速のコンピュータとは、自然法則そのものである」という発想が面白かった

 

8 ハーモニー / 伊藤計劃

SF長編。医療が高度に発達し、ナノマシンを体内に入れて人々が常に「健康」に保たれるようになった社会の話。前半は医療ディストピアだが、後半の意識や感情の議論が深い

 

9 ラギッド・ガール / 飛浩隆

SF長編。VRの仮想リゾート<数値海岸>で働くAIたちとその成り立ちの話です。3部作の2作目なんですが、前作の「答え合わせ」にあたるパートであり、前作の謎がSF的に解明されていくのが楽しい。SFもミステリも答え合わせパートが一番面白い

 

10 これからの正義の話をしよう / マイケル・サンデル

一般向け哲学本。トロッコ問題とか人工妊娠中絶といった問題を歴史上のさまざまな「正義」の立場から考えます。もともと哲学には興味があったんですが(暇だからね)いい復習になった。哲学入門に最適

 

ほぼSFですね。人間暇になると古代ギリシャの哲学者のごとく宇宙だの生命だのを考え出すものなので、SFとセミリタイアは相性がいいと個人的に思ってます。働いてたら難しいこととか考えたくなくなりそう

 

紹介を書いたら疲れた&長くなったので今回はこの辺で

だすとの自分語り Part3 セミリタイア計画 - DUST BOX